Macromedia Flash デベロッパーの中には、「これほど優れた Macromedia Flash があるのに、なぜ Director が必要なのか ?」と思われる方もいらっしゃることでしょう。Macromedia Flash は、サイズの小さいファイルを作成し、web 上に表示するために設計されたベクターベースのプログラムです。そのため、表示できるイメージやメディアの種類には制限があります。一方、Director はマルチメディア対応のオーサリングツールであり、インターネット、CD、DVD、そしてキオスク端末用のコンテンツが制作できます。写真画質のイメージ、全画面表示あるいは長篇デジタルビデオ、サウンド、アニメーション、3D モデル、テキスト、ハイパーテキスト、そして Macromedia Flash コンテンツなどのインタラクティブコンテンツを制作する場合には、Director が必要となります。また Director であれば、ムービーの再生中にエレメントの表示、移動、サウンドなどを思うままに制御できます。
Director の使用により、教育、エンターテインメント、そしてビジネス向けの最もメディアリッチでハイパフォーマンスなアプリケーション制作が可能となります。また、インターネット、CD-ROM や DVD-ROM、キオスク端末など、さまざまな環境にデプロイすることができます。
Director MX は次のような場合に適しています。
以下の要素を用いて、マルチユーザーのためのインタラクティブなストリーミングコンテンツを制作する場合:
- インタラクティブ 2D および リアルタイム 3D アニメーション
- RealVideo、Apple QuickTime、または AVI のビデオ
- RealAudio、MP3、AIF、または WAV のサウンド
- JPG、GIF、PNG、PSD、BMP などのグラフィック
- Macromedia Flash
- テキストとフォント
- Xtras
定型メディアにデプロイするのに最適です。Director は高いパフォーマンス、メディア処理能力、そして拡張性を備えているので、CD-ROM、DVD-ROM、キオスク端末など、定型メディアへのデプロイに理想的です:
- 最適なコンテンツ再生が実現できます。通常定型メディア向けのコンテンツに収録されるデータ量は、数百メガバイトに及びます。Director の高度でダイナミックなメモリ管理機能により、システムメモリへの迅速なデータのロードとアンロードが可能となり、スムーズな再生が実現します。
- Director MX 実行ファイルから他のアプリケーションにアクセスし、起動や制御を行う、完全な機能を有するアプリケーションを制作できます。
- ジョイスティックなどのデバイスの制御だけでなく、ユーザーのディスクへの読み込み/書き込み処理などの、より高度な制御が可能です。
スクリーンリーダーを必要とせずに、クロスプラットフォーム対応コンテンツをデプロイできます。Director MX は、Apple Macintosh と Microsoft Windows の両システム上で実行可能な、CD-ROM、DVD-ROM、キオスク端末、そして web ベースのアクセシブルなアプリケーションを制作するための理想的なツールです。視力障害のある web ユーザーは多くの場合、web ページのコンテンツを音声で読み上げるスクリーンリーダーを使用しています。Director MX では、OS に内蔵されたネイティブのテキスト音声合成機能が採用されているため、スクリーンリーダーなどのユーザー補助テクノロジーを使用しなくても、自動音声化機能を備えたアクセシブルなコンテンツを制作できます。Director MX のこの機能は、図書館や美術館にあるキオスク端末など、高価なスクリーンリーダーをインストールできない場合に非常に有効です。
大規模なファイルで最高のパフォーマンスを発揮します。Director の高度なメモリ管理機能が、数百メガバイトにも及ぶデータのシステムメモリへのロードとアンロードを素早く実行します。これにより、一貫性のあるスムーズな再生をユーザーに提供することができます。
Director の拡張性を活用し、より高度な制御が可能となります。Director からほかのアプリケーションを起動できます。また、ジョイスティックなどの入力デバイスも使用できます。さらにカスタム機能を統合して、最高のユーザー体験を実現できます。
インタラクティブなリアルタイム 3D を追加することで、よりインパクトのある効果的な web サイトを制作できます。次のような目的でインタラクティブ 3D を利用します:
- オンラインゲームやエンターテインメントの品質を向上させるため
- オンラインでのショッピング体験や学習体験をより楽しく実用的にするため
- 商用サイトでの売上を促進し、返品を減らすため
ビットマップ、サウンド、長篇ビデオストリームなど、マルチメディアに対応するコンテンツが利用できます。Director の高度な圧縮機能、広範囲なメディアサポート、および高速レンダリングエンジンを使い、軽量かつハイパフォーマンスなメディアリッチコンテンツを制作できます。
- Director は、GIF を始めとする数多くの画像形式をサポートしているので、小さなサイズの写真画質ではないイメージを作成することができます。
- Director および Director のプログラミング言語である Lingo は、ステージ上の多数のスプライト (ビットマップ、ベクターグラフィックなど) を素早くアニメーション化し、ハイパフォーマンスなコンテンツを作成するために設計されています。